45歳で看護学校に入学、その生活を本に書いてベストセラーを狙い印税生活を夢見ている ナースの日記です。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 クラスメート 私は勉強する。大人なので、自分の意思で勉強している。 45歳で看護学校に入学した私は1分1秒の授業の時間が惜しくて、分からない事はすぐに手を上げて質問してしまう。1つの授業で2、3回は質問してしまう。 入学して2ケ月。目下、勉強が楽しくて、楽しくてたまらない。久しぶりの学生生活をおう歌していたのだが、災いは突然やってくるものである。 「授業中、質問ばかりしてウザッタイ」 と言うクラスメートの言葉を耳にしたのである。これは私への言葉ではなかったけれど、私も同じように陰口を言われているのだろうか?そんな些細な事、と笑って無視すればいいのだがそれができない。私が手を挙げて発言すると 「あーあ、又長くなるなー」 なんて言われたりするから、正直ヘコンでしまう。 「お母さん、それでしゃばりすぎ!」 なんて言われるとますます心が萎えてしまう。わたしのニックネームは「お母さん」である。長男と同じ歳の彼等にとっては「ウザッタイ」お母さんなのかもしれない、私は。 睡眠時間4、5時間。ラッシュの中2時間の通学時間では45歳の身体は少々クタクタである。加えて3歳になりたての娘に 「ママ、お勉強しないでサリチャンと遊んで!保育園行くのいや!」 なんて泣かれるともうたまらない。そんな中での出来事なので私は全くもって参ってしまった。 やっと早めに、娘が寝てくれた夜、お酒のつまみに夫に事の次第を話してみた。お酒の力で話していたら不意に涙がこぼれてきた。夫は 「1週間くらい、質問するの止めてみたら?シャクだけど。きっと何か反応があって、自分でも見切りがつくと思うよ。いずれにしろ、大変だよ。君の歳で入学したんだから。僕だって若い子にうさんくさく思われた事、いっぱいあったよ。」 と助言をくれた。 夫は高卒のため1級建築士の資格をとるのに沢山の回り道をしてきている。経済的理由から、22歳で入学した夜間の大学も退学を余儀なくされている。夫は夫なりに思いがあったのであろう。 授業中、あんなに活発に発言していた私がダンマリを決めてから1週間。色々な子が声を掛けてくれた。 「お母さん、疲れてない?この頃変だよ。」 授業中手紙も回ってきた。 「色々あってヘコム事も多いけど、お互いポジテイブに頑張って行こうよ。自分らしく」 「目一杯頑張らないで。余力残しておいた方がいいよ。人間、結局は1人なのだから。1人だから助けあえるんだよ」 それらの言葉に私は勇気づけられた。私よりずっと若い子に教えられた。そうだ、肩の力を抜いて、私らしく生きていこう。 ありがとう、と振り返ったら、何人かの子がニッコリ笑ってvサインを送ってくれた。私も思わず笑ってしまった。 そんな折、心理学の授業でフロイト派の一人、ロジャーズの理論を学んだ。 「自己実現できている人は回りの人の評判だとか、言動が気にならずにいられる。自己実現のためには自己一致が条件であり、自己一致とは本当の自分と今ある自分とがかけ離れた存在でないことである」 先生の説明で夫の言った「見切り」をつけられた思いにがした。 PR ![]() ![]() |
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